後立山南部(長野) 爺ヶ岳(2669.9m) 2019年7月21日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 1:33 柏原新道登山口−−4:08 種池山荘−−4:44 爺ヶ岳南峰 4:46−−4:58 爺ヶ岳中峰 6:30−−6:41 爺ヶ岳南峰 7:10−−7:42 種池山荘−−9:21 柏原新道登山口

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2019年7月21日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口前に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し。ガレ沢の雪渓は残っていたが雪切されてアイゼン不要
山頂の展望大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント台風五号の影響で長崎では記録的大雨で山の上はガスだと思っていたが、高曇りでも北西の風で空気の透明度はおそらく過去最高で、尾瀬、奥日光、奥多摩まではっきりと見えた。極めつけは佐渡島が見えたこと。能登半島も見えた




柏原新道を出発 早朝なので登山指導所は無人
登山口の気温は約+15℃。暑い ケルン(標高1750m付近)
アザミ沢。登山道に残雪無し ガレ沢の雪渓は雪切されてアイゼン不要
種池山荘 種池山荘から見た大町市街の明かり
山頂へ向かう。ライト不要な明るさに 冷池山荘の明かりが見える
チングルマ。今が盛りだった コイワカガミ
爺ヶ岳南峰から見た360度パノラマ展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳南峰から見た爺ヶ岳中峰 爺ヶ岳南峰を振り返る
ミヤマダイコンソウ 爺ヶ岳山頂(最高峰の中峰)
爺ヶ岳から見た東半分の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳から見た西半分の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳から見た佐渡島。爺ヶ岳から見えたのは初めて! 後立山全体でも2回目。これほどはっきり見えたのは初めて
爺ヶ岳から見た槍穂
爺ヶ岳から見た常念山脈
爺ヶ岳から見た剱岳、長次郎ノ頭、小窓ノ王
爺ヶ岳から見た小窓ノ王〜池平山
爺ヶ岳から見た立山、剱岳、剱岳北方稜線
爺ヶ岳から見た針ノ木岳、スバリ岳
爺ヶ岳から見た八ヶ岳
爺ヶ岳から見た南アルプス北部〜中部
爺ヶ岳から見た南アルプス中部〜南部。驚くほど鮮明に見えていた
爺ヶ岳から見た東の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳から見た西上州〜八ヶ岳(クリックで拡大)
爺ヶ岳から見た西上州〜奥秩父(クリックで拡大)。雲海が無ければ武甲山、大持山も明確に見えただろう
爺ヶ岳から見た中越の山々(クリックで拡大)
爺ヶ岳から見た尾瀬の山々。後立山からこの鮮明度で見えたのは初めて
爺ヶ岳から見た日光白根山。久しぶりに見たのでドーム型の日光白根に自信が無かった
爺ヶ岳から見た富士山 爺ヶ岳から見た鹿島槍ヶ岳
爺ヶ岳から見た硫黄尾根 爺ヶ岳から見た薬師岳
爺ヶ岳から見た赤牛岳 爺ヶ岳から見た浅間隠山。鳥居峠の向こうに見えた
爺ヶ岳から見た赤城山最高峰の黒檜山 爺ヶ岳から見た冷池山荘
爺ヶ岳から見た種池山荘 爺ヶ岳から見た白沢天狗尾根
石楠花 山頂の気温は+10℃。日差しが無いと意外と適温
下山開始 中峰〜南峰鞍部付近にコマクサ
オオバキスミレかなぁ 帰りの爺ヶ岳南峰
爺ヶ岳南峰から下山 途中で登山道上に雷鳥発見
数mまで接近して撮影できた ツマトリソウ
冷池山荘テント場 ミヤマキンポウゲ
下山時の種池山荘。続々と登ってきていた コバイケイソウ
種池山荘前の斜面はコバイケイソウ群生地 アオノツガザクラ
ガレ沢の雪渓 アザミ沢
扇沢駐車場 扇沢無料駐車場。ほぼ満車らしい
登山口の崖崩壊地 沢で汗を流す
登山指導所は有人だった 駐車場到着


・未だ梅雨が明けずだが、台風五号の北上で梅雨明け間近の予報。ただし今はまだ台風からの湿った南風が入り、長崎では記録的な大雨が降ったりと西日本中心に雨。しかし長野ではどうやら雨が降らない予報。ただし稜線はガスって展望が無い可能性大。でも体力作りで展望が無くても許容範囲の爺ヶ岳へ。

・土曜夜でも登山口前駐車場に空きあり。この天気予報なので仕方ないだろう。上空に星は見えない。

・大気の状態が不安定で午後から雷雨の可能性もあるため早めに出発。星は見えないがガスはかかっておらず、稜線が見えているので高曇りらしい。出発は1時半過ぎだったが1時くらいに出発していった3人組がいた。おそらく鹿島槍日帰りだろう。

・気温は高く登山口で約+15℃。半袖半ズボンに扇でパタパタ扇ぎながら登る。虫よけをたっぷりと手足や顔、首に塗布したので虫さされ無し。

・樹林が時折開ける場所では針ノ木岳山頂がずっと見えていたので、予想以上に天候は良好らしい。あとは山頂到着までこの状態が持ってくれることを祈ろう。

・アザミ沢には残雪無し。次のガレ沢にはまだ雪渓が残っており昨年より残雪は確実に多いようだが、しっかりと雪切されてアイゼン不要で安全に通過できた。

・例年、遅くまで残雪がある種池山荘前や東側も雪はすっかり解けていた。明るくなった帰りに分かったが、小屋の南側斜面はコバイケイソウが咲き始め。

・小屋から山頂方面へ進み、低いシラビソ樹林帯を通過してハイマツ帯に出た頃にライト不要な明るさになった。槍穂や八ヶ岳、南アルプス、西側の立山、剱岳方面もよく見えていた。上空は雲に覆われているが、予想外に展望は良好。

・爺ヶ岳南峰、北峰付近にライトの光あり。鹿島槍方面も布引山への登りにライトが見えた。

・爺ヶ岳南峰の登りのハイマツ帯で雷鳥がいないか注意しながら歩いたが発見できず。でも帰りに出会うことができた。唐松岳に引き続き今年2回目。

・爺ヶ岳南峰では3名の先客が東にカメラを向けて日の出待ちの休憩中。たぶん私より先に出発した3人だろう。写真だけ撮影して中峰へ。

・中峰到着時は無人。風向きは南ではなく北西だった。気温は+10℃で半袖半ズボンでは寒いので防寒着、手袋、ネックウォーマー、毛糸の帽子を装着。日差しは皆無でもこれで快適だった。

・展望は間違いなく過去最高レベル。梅雨明け前、曇り空でこれだけ見えるのは不思議だか、おそらく北西の乾いた風の影響だろう。日光白根が長時間これほどはっきりと見えたのは初めて。燧ヶ岳、至仏山も見えていた。越後三山より北側の山は同定できなかったが、帰ってからカシミールで確認したところ、浅草岳、守門岳、毛猛山、御神楽岳、遠くは貉ヶ森山まで見えていた。南アルプスも深南部まではっきり。奥多摩の芋ノ木ドッケや酉谷山も見えていた。奥武蔵方面は雲海に覆われて武甲山と大持山のてっぺんしか見えなかったが、もし雲海が無ければもっと遠くまで見えただろう。北には佐渡島。後立山で佐渡が見えたのは白馬岳に続いて2度目。今回は非常にはっきりと見えた。能登半島も見えていた。

・中峰には7,8名の1パーティーのみやってきた。他は中峰はパスして鹿島槍に向かったらしい。

・帰りは南峰に立ち寄って最後の大展望を楽しんだ。こちらは中峰と違って大盛況。

・今日は日曜日だが、それでも下りですれ違った人は50人くらいはいたと思う。日帰りもいるだろうが小屋泊まりや幕営装備に人もいた。明日の天気が持ってくれればいいが。最近は天気予報が直前でコロコロ変わって心配だ。

・登山口に戻り、沢で水浴び。水は冷たかった。今日は日差しが無く汗は少なかったはずだが皆無ではなく、濡れタオルで全身の汗を拭き取ると爽快だった。

・出発時は閉まっていた登山指導所は開いていて人が入っていた。

 

山域別2000m峰リスト

 

ホームページトップ